はじめに
日本時間2022/10/12(木)の25:00頃にMicrosoft Ignite 2022が開催されました。
その際に発表された、
- 文章からのフローの作成
- サンプルからの書式設定を行う関数の提案
が面白そうだったのでちょっと試してみました。
Power Platform関連でいうと、よしだたいきさんのブログの方が読みごたえがあるかと。
発表情報
Power Automate
文章からフローを作成する
[参考文献]
Create a cloud flow from a description (preview)
Create a flow from a description
作成したいフローの文章を入力するだけで、AIがそのフローを構築してくれる機能が公開(プレビュー)されました。
ドキュメントをみるに、文章を入力すると最大3つまでを候補としてフローのサンプルを作成してくれるようなので、そこから自分が欲しいフローを選んで適宜修正する形っぽいですね。
多分Power AppsのIdeasを思い浮かべてもらえれば想像しやすいんじゃないかな?と思っています。
もちろん制限事項もあり、
- サポートしている記載元の文章は英語のみ
- 作成できるのはクラウドフローのみ
- 説明文にパラメータを記載しても、AIが自動で入力してくれない場合がある
- 文章をもとにフローを作成するAIは以下のアプリケーションの主な動作を自動化するように最適化されている
なお現時点では、日本テナントは対応していないようで遊べなかった。試せなかった。
なので、米国(プレビュー)環境作って試しました。
英語で文章を入力してあげると、こんな感じで提案してくれました。
フローの表示を選択して、提案されたフローの中身をみてみましょう。
これで問題ない感じしますけど、動きみてみたいので「これは希望するものとは異なります」を選んでみます。
なんかだめっぽい。
Copilotくんごめんね。
先ほど提案されたもので問題なさそうなので、提案に戻り、画面下にある「次へ」を選択します。
接続の確認が為されるので、問題がなければ「次へ」
フロー内のトリガーやアクションに利用するパラメータが聞かれますので、設定したいものを選んで「フローの作成」を選択します。
できたーーーーー
SUGEEEEEEEEEEEE
ただ、Teamsで投稿するメッセージも入力したんですけどこれ作成されてないですね。。。
これはおそらく制限事項のここに引っかかってる感じですかね。
In the current version, the AI might not fill in some parameters automatically, even if you provide them in the description.
これ説明文って私訳しましたけど、メッセージが正しいんですかね?
ともあれ、こんな感じで簡単にフロー作成できるのはいいですねー
複雑なものはどの程度できるのか、今後試したりアップデートを待ったりしたいですね。
さて私の考えになりますが、こちら利用すればある程度作りりたいものが決まっている初学者にはテンプレートから探すよりこちらを利用するようにした方が良いかもしれないですね。(ちゃんとした精度はまだわからないですが)
数が多いのでメンテできていないのは仕方ないですが、現在公開されているテンプレートってバージョンが古く非推奨になっているものを利用していたりするんですよね。
サンプルからデータのフォーマットを行う関数を生成する
[参考文献]
Format data by examples (preview)
元データのサンプルと、そのデータを変換したい形式のデータを記載してあげることで、その書式に変換するための関数を提案してくれる機能のようです。
これは日本テナントでも使えた!
変換後のデータも提案してくれるんですねー
試しに以下にフォーマットするための式を提案してもらいました。
結果以下のような式が提案されました!
formatDateTime(parseDateTime(split(body('現在の時刻'), '.')[0], 'ja-JP', 'yyyy''-''MM''-''dd''T''HH'':''mm'':''ss'), 'MMMM d, yyyy h:mm tt', 'en-US')
こんな複雑な式いるかな?(眠いので考えるのが嫌だ)
こちら、提案された式に間違いがないか?をテストできるようですが、ちょっと私のところではこの機能は使えなかった。残念。
ともあれ、提案された式で問題なければ「適用」を選択すれば関数が適用されます。
書式設定って案外フローの作成で詰まるところだと思いますので、この機能は結構ありがたいって人も多いんじゃないでしょうか?
こういった変換に慣れている人もこの機能使って生成された関数と自分で考えた関数を比較することで勉強になりそうですね。
おわりに
より市民開発者になるためのハードルが下がった感がありますねー
他にもPower Automateに関して発表が行われています。
New ways to innovate with AI and Microsoft Power Automate
もちろん他サービスも様々な発表がされています。
BOOK OF NEWS
たくさん発表されてますねーーー
他気になった点としてPower Pagesが一般公開されましたね。
Microsoft Power Pages is a low-code development and hosting platform ideal for building business-centric websites, both for low-code makers and professional developers. Power Pages, announced as a stand-alone product Microsoft Build 2022, is now generally available. Updates for Power Pages include:
価格も公開されていました。
ドキュメントからもプレビュー外れていました。
情報追わないとー
そして眠いよー仕事がーーーー