はじめに
Power AppsにCopilot answerコントロールがPreviewで追加されました🎉
これはDataversreにあるデータをもとにCopilotが回答してくれる。というコントロールですね。
こちらのコントロールに関しては以下記事で紹介していますので、見てみてください。
今回追加されたCopilot answerコントロールは、Copilotコントロールとは異なり事前に定義された質問(プロンプト)に従って回答を生成します。
Copilot answerを利用する
前提条件
公式ドキュメントですと以下のように記載されていますが、この設定ないと思うのですよね。。。
実際の画面
設定色々弄って最低要件のチェックしたわけではないので、多分ここ設定必要だよね?と思われるところを列挙すると、
- Resion(地域)がUnited States(米国)の環境の作成
- Copilotのオン
- Browserの言語設定を英語にする
恐らく上記が最低限必要な条件だと思います。
Copilot answerを利用する
使い方はいたって単純です。
Copilot answerコントロールを追加して、対象のDataverseテーブルとCopilotが回答を行うためのViewやFeildsを設定するだけでOKです。
CopilotコントロールのようにDataverse側の設定は不要ですぐに使えます。
例えば以下のような架空のユーザー情報が格納されたテーブルに対して、 "Summarize records" というレコードをサマリーしてもらうような指示を実行します。
その結果以下のような回答が得られます。
There are more than 30 records in the dataset. The dataset contains the cr2cc_externalprimarykey column, which is of type Float. Some of the records includes 1.0, 2.0 and 3.0.
==NOTE==
上記英文はPowerToysのOCR機能 + 私が手動で修正したものです。Power Appsからコピペできないので注意してください。
もし、回答内容をユーザーが2次利用できるようにしたい場合は CopilotAnswer.Answer
を参照してください。
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日本語訳
データセットには30以上のレコードがある。データセットにはcr2cc_externalprimarykeyカラムがあり、これはFloat型である。レコードの中には1.0、2.0、3.0がある。
うーーん。。。ちょっと違う!
ちなみに、"Question for Copilot"(Question
)のプロパティの値をテキスト入力などで入力された値のような動的な値に設定することも可能です。
CopilotコントロールとCopilot answerコントロールの比較
CopilotコントロールとCopilot answerコントロールの簡易比較です。
どちらのコントロールを利用するか?の判断材料になれば。
Copilot | Copilot answer | |
---|---|---|
対応地域 | 米国 | 米国 |
Dataverse側の設定 | 必要 | 不要 |
対話形式での会話 | 可能 | 不可 |
※Preview機能なので変更になる可能性があります。
おわりに
Power AppsにもCopilotを活用した機能がどんどん追加されていますね!
CopilotコントロールやCopilot answerコントロールの利用にはDataverseの利用が必要になってきますが、AI BuilderやAOAIを活用するよりも気軽に試せるので、これらのコントロールでやりたいことが充分満たせるのであれば、これらのコントロールを利用してみてもいいかもですねー