はじめに
Power Automateを作成していると、固定値ではなくトリガーやアクションで取得した動的な結果を利用したい場合がよくあるかと思います。
その際によく躓くポイントとして、SharePointやOneDriveのアクションを利用している際に、
「フォルダのパスって書いてあるから。フォルダのパスを設定してみたのにエラーになるんだけど!」
みたいなことがちょくちょくあるかと思います。
この記事ではそういった問題が発生した際の対処方法の一例を紹介しています。
コードのプレビューを確認しよう!
タイトルでも答えを記載していますが、「コードのプレビュー」を確認することでそのパラメーターに設定すべき値がどのような値なのか?をチェックすることができます。
「コードのプレビュー」では、そのアクションで設定されたパラメーターの値を確認することができます。
例えばこちらの「新しいフォルダーの作成」アクションを例にみていきましょう。
このアクションでは上記のように、「一覧またはライブラリ」を設定するパラメーターがありますね。
今回このパラメーターには「ドキュメント」を設定していますが、「コードのプレビュー」でみてみると以下のようになっています。
{ "inputs": { "host": { "connectionName": "shared_sharepointonline", "operationId": "CreateNewFolder", "apiId": "/providers/Microsoft.PowerApps/apis/shared_sharepointonline" }, "parameters": { "dataset": "https://korune.sharepoint.com/sites/development", "table": "8b565a2b-16aa-4e95-87f1-858123c325c9", "parameters/path": "TestFolder" }, "authentication": { "type": "Raw", "value": "@json(decodeBase64(triggerOutputs().headers['X-MS-APIM-Tokens']))['$ConnectionKey']" } } }
"parameters"内がアクション内で設定したパラメーターたちになるのですが「ドキュメント」の記載がありませんね。
ではどこで設定されているのか?というとドキュメントより確認することができます。
ちょっとName(日本語)が異なっていますが、説明より考えると「リストやライブラリ」が「一覧またはライブラリ」に該当します。
ここをみる「キー」が「table」となっていますね。
では戻って先ほどのコードビューの結果をみてみると「table」のプロパティがあるかと思います。
ここをみるとライブラリの名前ではなく、対象のライブラリのIDが設定されていますね。
つまり「一覧またはライブラリ」には「ライブラリ名」ではなく「ライブラリのID」を設定しなくてはならない。
ということになります。
おわりに
このようにして、対象のパラメーターにどの動的なコンテンツを設定しなくてはならないのか?がわからなくなった際は「コードのプレビュー」で確認するようにしましょう!